築120年の旧家で暮らすSさんの一番の悩みは、寒さ。「母が坐骨神経痛になってしまうほど、家の中が寒かったのです」とSさん。そこで暖かい住空間の実現はもちろん、各所にあった段差を解消した安心の住まいを住友林業ホームテックに依頼した。同社は全て木製だった開口部を樹脂サッシに変更し、断熱材を充填して断熱性能を強化。Sさんこだわりの薪ストーブを採用し、暖かな住環境を実現した。さらに土間の台所、玄関とホールの段差を解消し、玄関には手摺りを設けるなど、お母様が安心して暮らせるバリアフリーに。もちろん、愛着のある梁や建具、家具などを再利用し、旧家の味わいを残したまま、快適な住まいを実現している。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 母+夫婦 |
築年数 | 120年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] 4LDK+S |
目的 | 家の老朽化、間取り変更・スケルトン、バリアフリー |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、和室、寝室、浴室・バス、洗面所、トイレ、玄関、収納、外壁・屋根、他 |
新しくした設備 | キッチン トクラス 浴室 TOTO 洗面化粧台 住友林業クレスト トイレ TOTO |
費用 | 3216万円 |
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費用概算 |
仮設・解体工事: 3,480,000円 木・建具工事: 10,970,000円 左官工事: 3,330,000円 外装塗装工事: 650,000円 内装・設備機器工事: 6,880,000円 電気・給排水工事: 2,880,000円 その他工事・諸経費など: 3,970,000円 |
工期 | 150日 |
リフォーム面積 | 180.56平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
数社に絞りましたが、住友林業ホームテックさんの“残したいところを残す”という方針が、私たちのニーズにマッチしたのが決め手です。以前は朝起きた時、外気温が1℃だと室温は5℃、今は外気温が1℃でも室温が10℃ほど。薪ストーブをつければ家全体が暖かく、こたつで丸くなることがなくなりました。
当初は建て替えを考えられていたSさま。リフォームでは、単に古い床や壁が新しくなるだけで、家の性能やデザインがよくなるとは思われていなかったそうです。「住みやすい家なら建て替えを」。そう考えていたSさまですが、ご家族の「古き良きものは残すべき」という意見に心を動かされ、リフォームを決意されました。
今回のリフォームのポイントは、断熱性能の強化とバリアフリー化で、快適かつ安心して暮らせるお住まいを実現したことです。Sさま宅は築120年の旧家。材料もいいものをお使いですし、深い愛着もお持ちでした。リフォームに際して大切にしたことは、歴史を刻んできた梁や建具、家具などを可能な限り再利用すること。新たに採用したフローリングに味のある建具がマッチし、趣のある空間を実現することができました。「残し、活かし」という当社の旧家リフォームで、新しい歴史を刻んでいく心地よい住まいができたと自負しております。
リフォームエンジニア/二級建築士 松本 貞明
「人が住み続けてきた歴史の刻まれた家をできるだけ残したい」と考えられていたSさん。梁や建具、家具などの古き良きものを数多く残しながら、樹脂サッシ、断熱材の充填、耐力壁新設などで築120年の旧家の性能をレベルアップ。歴史のある住まいで、これからの暮らしを快適に楽しめる居住空間を実現しています。
ほとんどが和室で構成されていたSさんのお住まい。畳替えなどの手間も大変だったそうです。そこで、ご家族の暮らしの中心となるLDKの床を畳からフローリングに変更。掃除のしやすい住まいに。さらに高さがなく、使いにくかった台所も移設し、システムキッチンにすることで屈まずに料理ができるようにしています。
今回のリフォームでは、土間の台所や玄関とホールの段差を解消し、バリアフリー化を行いました。特に660mmもの段差があった玄関とホールは、新たに玄関からホールまで続く手摺りや踏み段を設けることで、移動を楽に。これにより安全な空間を実現し、お母様はもちろん、ご家族の安心な暮らしをサポートしています。
和室を大空間のリビングに。手入れが大変だった畳をフローリングに変更することで、メンテナンスや掃除の手間も軽減する住まいを実現した。建具などは、以前の住まいで使っていたものを使用している。「妻の夢はイランの手織りラグが似合うリビング。ブラウンの床によくマッチしていると思いますね」とSさん
玄関を入ってすぐのホールには、Sさんこだわりの薪ストーブを設置。「当初はリビングに設置しようと思いましたが、家の顔でもあり、人が集う場所に置くことにしました。天井の梁ともマッチし、とてもいい雰囲気になりましたね。家の中が暖かく、活発に動けるようになりました」とSさん。断熱強化との相乗効果で、開放的でありながら暖かい空間を実現している
以前は和室だった空間にフローリングを採用し、寝室に。床の間だった部分は奥に建具を新設し、収納力たっぷりのウォークインクロゼットに。「以前は使わない部屋も多かったのですが、リフォームして全ての部屋を使うことができるようになりました。家全体が生き返ったような感じですね」とリフォームの感想を語るSさんだ
以前は玄関とホールの段差が660mmもあり、高齢のお母様には辛かったという。そこで、昇降を楽にするためにゆったりした踏み段を設置。玄関左側には、ホールまで続く手摺りを設けて、お母様の安全な暮らしに配慮している
ドアに採用したステンドグラスは、息子さんの友人である作家の手によるもので、暖かみのある装飾が味のある空間にしっくりと収まっている。Sさんの仕事部屋の扉には、息子さんがデザインしたステンドグラスを。120年の旧家に、ちょっとしたアクセントを加えている
築120年の住まいをリフレッシュし、快適な住まいを実現した。「建具や家具など使えるものはできるだけ残し、同じ場所に使えない場合は他の場所で使えるように考慮していただきました。素材を見る目と柔軟な対応力は、木を知り尽くしている住友林業ホームテックさんならではの魅力だと思いますね」と満足そうに語るSさんだ
会社名 |
住友林業のリフォーム(住友林業ホームテック株式会社)
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対応エリア |
全国(一部エリアをのぞく)
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会社概要データ |
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お問い合わせ先 (TEL・FAX) |
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その他のデータ |
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