結婚を機に、祖父母の家を受け継いだSさん夫婦。築40年が経ち、耐震性や冬の寒さに不安が…。そこで、これまでの家の面影を残しながら、夫婦が長く安心して過ごせるよう、性能面から間取り、デザインまですべて一新しました。壁や柱など適所に耐震補強を施し、断熱材や断熱サッシなどで断熱性を高めて、家の性能を飛躍的にアップ。また、和空間の良さである回遊型の間取りを活かして、和室と廊下、縁側を取り込こんだ大空間のLDKを住まいの中心にプランニング。広い庭を一望できる、寛ぎの場となりました。飴色になった長押や柱、天井の羽目板と、夫婦のお気に入りの家具やインテリアが調和する、新しくもどこか懐かしい家に生まれ変わりました。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 40年 |
間取り | [ Before ] 5DK → [ After ] 4LDK |
目的 | 間取り変更・スケルトン、家の老朽化、デザイン重視 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、洗面所、玄関、外構・屋根、その他 |
新しくした設備 | フローリング・建具/オリジナル無垢建材 珪藻土/オリジナルEM珪藻土 ユニットバス/リンナイ(クレッセJX) キッチン/LIXIL(INAX)シエラ トイレ/LIXIL(INAX)オリジナル品番 洗面ボウル/サンワカンパニー(ネック) 洗面水栓/マチルダ(ベルタワークラシック) 給湯器/ノーリツ(エコジョーズ) |
費用 | 2000万円 |
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費用概算 |
仮設解体工事: 810,000円 断熱工事: 850,000円 耐震工事: 1,860,000円 大工建具工事: 4,290,000円 設備工事: 980,000円 内装仕上工事: 1,010,000円 外装工事: 1,250,000円 雑工事: 470,000円 諸経費: 1,440,000円 商品代: 7,040,000円 |
工期 | 90日 |
リフォーム面積 | 131.00平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
もともと自然素材に興味がありました。数社と検討した中で、OKUTAさんの提案が、デザインや間取りプランなど含めて一番バランスがよかった。あと、なぜ断熱が大切なのかや、どんな耐震工事が必要なのかなど、初心者の私たちにも納得いくまでじっくりと説明してくれたので、大規模なリフォームも安心してお任せできました。
ご結婚を機に、祖父母様の家を受け継がれたS様。大切なお住まいでしたが、築40年と老朽化が進み、耐震性や古くなった水回りに不安が。また、冬に近づくにつれて、家の中の寒さが辛く感じられてきたそう。これから長く住み続けていくことを考えて、室内だけではなく、性能面も見直して全改装することを決意されました。
今回のS様のリフォームは、同社のリフォームスタイルの基礎となる「passiv design(パッシブデザイン)」を採用しています。「光と風」「自然素材」の特性を活かし、さらに家の基本性能である「断熱性」を高めて、エアコンに頼らない快適な家にします。S様の家も、まず断熱性をアップ。そのうえで仕切りをなくした大空間のLDKを実現。陽の光も風もよく通るようになり、珪藻土の壁や無垢材の床の調湿効果も加わり、エアコンも1台で充分。省エネにも考慮しています。耐震補強も施して、これからも安心して長く住み継げる家になりました。
インテリアデザイナー 山口 あゆみ
日本家屋特有の、細かく仕切られた間取りを大きく変更。まず、仕切りをなくして2つの和室、廊下、縁側を取り込んでひとつながりの大空間に。廊下と縁側両方向から出入りできる利便性はそのままに、陽の光もたっぷりと射し込むようになりました。また、孤立していたキッチンも移動し、ゆったりと寛げるLDKを実現しました。
築40年が経ち、老朽化が進んだSさんの家。一番不安だった耐震性は、綿密な計算のもと、適所に壁や柱、筋交いを追加。ほぼすべての柱を金具で補強するなどの耐震工事を実施。また、床から壁、天井まで断熱材で家をすっぽりと包み、窓も断熱サッシに入れ替えて断熱性をアップ。これからも安心して暮らせる家に再生しました。
自分たちらしく、でも愛着ある家の面影も大切にしたいと希望されたSさん。時を経て美しく深い飴色になった長押や柱、天井の羽目板などを残し、そこにアール状の飾り棚やモダンな照明、雑貨など新しい感性をプラス。真っ白な珪藻土の壁や無垢タモ材の床が新旧を繋ぎ、センスよく、それでいてほっと和む空間になりました。
ゆったり寛げる、開放感いっぱいの明るいLDK。仕切りを取り払い、2つの和室、廊下、縁側を取り込んで、ひとつながりの大空間に。遮るものがなくなり、窓からの陽の光がたっぷり入るように。風もすみずみまで流れるので、空気も爽やか。もとの家から受け継いだ飴色の柱や長押が、Sさん夫婦のお気に入りのインテリアと馴染んで、温もりを感じる空間になった
もとは北側に孤立していたダイニング・キッチンを、大空間となったリビングに移動。天井や壁の珪藻土、フローリングの無垢のタモ材などの自然素材の優しい雰囲気に、シックな色合いのテーブルやイス、ペンダントライトがよく映える。キッチン背面には、既存の和室の床の間・押入れを活用して、家電や冷蔵庫、食器棚を収めるスペースに。もとの家の面影がここにも感じられる
北側に孤立し、暗くて寒かったキッチンは、リビングに移動して明るく開放的に。キッチンからはリビングが見渡せて、家族と会話を楽しみながら料理ができる。仕切りがない大空間で風もよく流れるので、臭いがこもらないのもうれしい。レンジ側の壁、キッチン側のカウンター下はタイル張りにしてちょっとしたアクセントに。カウンター下の小さな収納は、施工事例を見たS夫人のリクエスト
家の懐かしい雰囲気に合わせて、オーダーメイドした洗面台。小さなタイルを貼り合わせた洗面カウンターや西洋風のペンダントライトがアンティーク感を演出。床には風合いあるクッションフロアを用いて、統一感を出すとともに、手入れのしやすさにも一役
天井の羽目板や玄関のタイル、下駄箱などはもとの家のものをそのまま使用。家の想い出の一部を引き継ぐ、嬉しいアイデアだ。リビングと同じアール状の飾り棚を玄関正面にも造り、もとの家の面影を色濃く残しながら、新しい家のイメージを持たせている
外壁は、残したしっくい部分と瓦屋根にもなじみやすい、石目調のサイディングを施工。差し替えたサッシの色もブラウンを採用し、受け継いだ家のイメージを損なわず、耐久性を高めた
会社名 |
LOHAS studio(株式会社OKUTA(オクタ))
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