7年前に1度リフォームを行ったS邸。「見た目はきれいになりましたが、冬の寒さは解消されませんでした。築39年で老朽化も心配だったので、取り壊して新しく建て替えることを計画していたのです」。こう話すSさんがリフォームを選択したのは、現地調査に訪れたIeNiwa工房の担当者の一言があったから。「いい家だからできれば残した方がいいです」。悪いところばかり目についていた家だが、本当は素敵なところがいっぱいあると気づかされたという。開かずの客間を明るいLDKに変更、ウッドデッキの採用、断熱サッシの変更、セルロース断熱材を3倍の厚さで充填、自然素材の採用などで、心地いい空間へと生まれ変わった。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+子ども2人+弟 |
築年数 | 39年 |
間取り | [ Before ] 3LDK+S → [ After ] 3LDK |
目的 | 家の老朽化、自然素材、バリアフリー |
リフォーム箇所 | キッチン、リビング・ダイニング、バルコニー・エクステリア、トイレ、玄関、ロフト |
新しくした設備 | キッチン/ウッドワン 壁/珪藻土塗り壁 床/パイン無垢材 |
費用 | 2080万円 |
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費用概算 |
仮設解体工事: 720,000円 木工事: 5,960,000円 建具・内装工事: 5,290,000円 設備工事: 4,100,000円 照明カーテン: 970,000円 外構工事: 2,300,000円 その他工事: 1,460,000円 |
工期 | 2.5ヶ月 |
リフォーム面積 | 133.94平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
「IeNiwa工房は車で30分ほどの場所にあり、地元でも有名な建築会社です。建てて終わりではなく、建ててからが本当のお付き合いと言われていて、これから一生のお付き合いができる会社だと思いました。契約を急かせることもなく、私たちに合わせて対応してくれたことがうれしかったです」。
すでにリフォームを済ませられていたS様邸ですが、表面的に綺麗になっただけで、気密・断熱性や通風・採光の工夫などはなされていませんでした。LDKが暗くて寒い。風通しが悪い。和室が利用できないなどのお悩みをお持ちでした。現場調査の結果、土台や骨組みなどはしっかりしていてリフォームをお薦めしました。
わが社からご提案した解決策は、使用頻度が少なかった1階和室部分を見直し、全体が活用されるリノベーションプランとすることでした。具体的には、家族が集まる和室とDKを南に移動。キッチンから広縁、デッキスペースをつなぐことで、本来のS様邸がもっていた開放感と格調高さを取り戻す提案をしました。間取りと窓の変更で風通しのいい家が完成しました。「取り壊して建て替えていたら、この家の様式美と本当の心地よさを、子どもたちへ残すことはできませんでした。IeNiwa工房と出会えてよかった」というお言葉を頂戴し、感無量です。
築39年の日本建築は7年前にリフォームを施したにも関わらず、気密・断熱性能は悪く、構造躯体への不安も残ったそう。取り壊すことも計画していたが、「耐震補強や断熱施工をすることで、頑丈で美しい建物に復元できる」という同社のアドバイスでリフォームを決断。親から子へと愛着や思い出を受け継ぐ住まいとなりました。
7年前にリフォームした折、床を無垢からフローリングにしたというSさん。「ピカピカの新しい感じで、見た目もキレイでしたが、足触りがどこか冷たい感じでした。今回リフォームを行うことになって、どうしてもやりたかったのは無垢の床に戻すことでした」。無垢の杉板の床は足触りがやわらかくて満足そうです。
将来を見据え、住まいの断熱から見直す断熱リフォームを実施しています。「人がたくさん集まる家ですから、中には足の悪い高齢者もいらっしゃいます。誰もが使いやすいフラットな床、車いすでも使いやすいトイレや廊下幅などを実現したいと思いました」とSさん。
化粧垂木が軒の美しさを際立たせている広縁空間。S邸のリフォームの特色が凝縮したのがこの写真である。日本家屋では田の字の間取りが多いが、デメリットは真ん中部分が暗くなりがちなこと。その間取りを踏襲しながらも、壁で仕切らない開放的なキッチンを組み込むことで、光と風を取り入れている
日本建築の美しさの一つである深い屋根をそのまま取り入れた軒下部分。かつては縁側があった部分だが、ウッドデッキを設けることで現代風の縁側空間を再現している。冬の寒さを改善するため、樹脂製サッシと複層ガラスで断熱性を向上させているのも見所。「これだけ大きな開口面積でも、それほど寒さは感じないはずです」と担当者
キッチンに立つと対面カウンター越しに食事をする家族の姿が見え、左に目をやると大きな開口の向こうに広がる庭が眺められる。暑い夏も風が吹き抜ける心地いい空間。無垢の床と木の質感が似合うシステムキッチンは、夫人のお気に入り。キッチンの向こう側はダイニングカウンターになっていて、忙しい朝などは、手早く簡単に食事できるので便利とか
将来のことを考え、空間の隅々までバリアフリーの配慮が行き届いている。例えばトイレは車いすで入れる広さ。無垢板で造作した収納扉とカウンターは、和モダンのシンプルデザインで潔い。シックな色合いの木の床と調和している。「不要なモノをできるだけ省いたデザインは、ユニバーサルデザインといっていいでしょう。設計のセンスの良さが感じられて気に入っています」とSさん
リビングに設けられた開放感あふれる階段を上ると屋根裏空間が広がる。「固定階段で上り下りでき、季節モノの収納などに重宝しています」と夫人。お子さんの隠れ家としても人気だとか。限られた居住スペースを有効に活用するため、垂直方向に空間を活用するアイデアは、伸びやかな暮らしを実現するために参考となる。頑丈な梁を現しで見せる演出も真似したい
広さを演出するため斜めに切った上がり框など、もともとあった玄関の雰囲気を踏襲しながらも、ナチュラルモダンなデザインの空間にリフォーム。以前は左手に洋室があり壁で塞がれていて暗かったが、キッチンをそこに移動し、格子の引き戸を施すことで明るい玄関に変身させた。「こんなに明るくなるのか、と感動しました」とご夫妻。無垢の床が来客を温かく迎える
会社名 |
SOLE LIVING 相陽建設株式会社(相陽建設株式会社)
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