子供の成長に合わせて家を見直そう わが子がのびのび育つ間取り
ライフスタイルの変化はリフォームの強い動機になります。特に子供のいる家庭にとって、幼児期の過ごし方、小学校入学に伴う勉強スペースの確保、思春期の関わり方など、子供の成長は家族や住まいのあり方に大きく影響するでしょう。大事な我が子にのびのびと健やかに育ってほしい──そのためには、リフォームでどんな間取りを考えればいいのでしょうか。
[case1] 東京都西多摩郡・K邸
光と風を受けて駆け回れる、ウッドデッキとつながるリビング
窓を開けるとバルコニーとひと続きになるLDK。バルコニーはウッドデッキを張り巡らせて「使える」「遊べる」ものにした
大きく張り出したウッドデッキのバルコニー。全開にした掃き出し窓から、今年1年生になった長女がインラインスケートで勢いよくリビングに飛び込んできます。むく材のフローリングも何のその、元気よく走り回る姿に「まぁ、しかたないか」と苦笑するご夫妻。傍らでは5歳になる長男が気持ちよさそうに日だまりでごろごろ。
こうした明るくのびのびとした光景は、Kさんの家の間取りと無関係ではありません。長女の小学校入学を機に夫の実家の2階部分をリフォームして二世帯住宅にしたのですが、思い切った大空間にしたのが正解でした。
「お願いした建築家が、明るく風通しのいい家をつくるのが得意なんです。ここも、見てのとおり陽ざしがたっぷり入って冬でも暖房が要りません。夏は涼しい風が通り抜けていきます」
何しろ、遮る壁がありません。寝室や子供部屋などの個室もすべて引き戸で、開け放てば広いLDKとつながる間取り。梁を見せて天井高も確保しました。
「子供がどこにいても、親の目も声も届くから安心です。友達が来ると、“やめて!”と叫びたくなるくらい走り回っていますよ(笑)」
バルコニーの奥行はリフォーム前のほぼ2倍。下を覗くと親世帯の庭があり、おじいちゃん、おばあちゃんとのコミュニケーションにも。
家で仕事をする夫のために、書斎は少し独立した位置に。デスクを造り付け、みんなで勉強できる部屋にした。
床はむくのパイン材、壁と天井は珪藻土。自然素材は見た目も手触りもやさしい。
●Data
※1階、2階を合わせた工期。施工をKさんの親族の職人が担当したために急がない仕上がりになった


